顔のシミを消すレーザー治療ガイド

悩ましい顔シミを取って明るい肌を取り戻そう!

母斑

母斑

生まれたときからついているアザや、成長と共に出てきたアザ「母斑」。

場所によっては目立つため、早めに治療したいですよね。

母斑は悪性腫瘍になるリスクもあるため、見逃せないシミの一つです。

母斑ってどんな症状?

母斑とは、生まれつき身体についていたり、成長と共に広がっていったりするアザのことです。生まれつきの母斑とシミの違いは何なのか、治療方法や母斑のリスクについて見ていきましょう。

母斑の特徴

主な原因

生まれつきにできるもので、母親のお腹にいたとき(胎生期)に起きる、身体を構成する細胞の突然変異が原因といわれています。

症状の特徴

生まれつき身体に青や黒、茶、赤、白色などのアザがある状態。色は濃いものもあれば薄い物もあり、人それぞれです。

アザは成長するにつれて大きくなったり、成長とともに新たなアザがあらわれることもあります。母斑を持った赤ちゃんが生まれるのは、1000人に1人の確率とされています。

部位

全身どこにでもあらわれます。特に多いのは、お腹やお尻、足など。

他のシミとの違い

母斑は他のシミと違って紫外線やダメージではなく、先天的な要因でできることが大半です。そのため自分で行うスキンケアなどでは改善できないことがほとんど。外用薬や内用薬に頼るよりも、レーザーなどをつかった治療が最も効率的とされています。

見た目には色素沈着やホクロと間違われがちですが、皮膚の一部を病理組織診断することで、それが母斑かただのシミかを区別することができます。

もしも単なるシミではなくて母斑だった場合は、それが悪性のものになるリスクもあります。悪性のものだと早めに治療する必要があるため、なるべく病院で検査をうけるのが望ましいです。

母斑の治療法

母斑の治療方法には、次のような種類があります。

Qスイッチルビーレーザー

ルビーレーザーは、メラニン色素にのみ反応してシミやアザを除去するレーザー治療のことです。

メラニンへの吸収率が高いのに対して、コラーゲンやヘモグロビンといった周辺の組織に対する吸収率が低いのが特徴。そのため、メラニン色素のみを破壊し、他の細胞を傷つけない安全なシミ治療ができるのです。

ルビーレーザーによる治療は輪ゴムではじかれたくらいの痛みが伴います。我慢できなければ麻酔を使って痛みを軽減することも可能です。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、炭酸ガスを発振物質として使った治療方法のことです。気になる部分を炭酸ガスで削り取ることができ、威力の調整によっては削り取る範囲や深さを細かくコントロールできるのが特徴です。

範囲が広い母斑や濃くて目立つような母斑であれば、炭酸ガスレーザーを使ってその部分だけを消すこともできます。ただし、炭酸ガスレーザーだと削り取る深さを間違えば、一生残る傷痕ができてしまうリスクもあるため要注意です。

外科的手術

医療用メスなどを使い、外科的手術で母斑を切除する方法もあります。局所麻酔や全身麻酔を使って母斑を切除し、その部分を縫い合わせていきます。

ただし、麻酔を使う方法だと小さな子どもには治療ができません。また、切除後にも瘢痕が起こる可能性があります。

QスイッチYAGレーザー

YAGレーザーは、長い波長とその半分の長さの短い波長の2つを合わせもったレーザーです。

波長の長さを上手く切り替えながら治療を進めていくことで、母斑の大きさや範囲に合わせた臨機応変な治療が行えます。皮膚の深いところにできた母斑も、浅いところにできた母斑にも対応できます。

微弱なレーザーを広範囲にあてる治療を繰り返す「トーニング治療」は、身体への負担を軽減させた安全性の高いシミの治療が可能になります。

母斑の注意点

母斑は良性のものであることがほとんどですが、まれに悪性のものである可能性もあります。

先天性で1.5cm以上の大きさの母斑が6個以上見られた場合には、「神経線維腫症」と診断されます。神経線維腫は遺伝病の病気の可能性を持っているため要注意です。

通常、神経線維腫は良性の腫瘍です。しかし悪性の腫瘍になるリスクもあり、実際に合併症を併発するといった可能性も見逃せません。

見た目にシミができるだけではなく、目や耳、神経などの器官にまで腫瘍を発症してしまうこともあるのです。場合によっては痛みが生じる可能性もあります。

見た目では母斑が悪性腫瘍になるリスクを持っているかどうかはわかりませんから、気になる場合はなるべく早めに医療機関で検査してもらいましょう。

母斑の治療におけるデメリット・副作用

母斑の治療を考えているなら、デメリットや副作用についても知っておきましょう。

これは下記すべてにいえることですが、施術後には絆創膏や軟膏などを使ってしっかりアフターケアをしていく必要があります。そういった手間が生じることも、念頭に置いておきたいところです。

Qスイッチルビーレーザーはダウンタイムが長い

Qスイッチルビーレーザーは、1回の施術で結果が出る方法だといわれていますが、カサブタと色素沈着が落ち着くまでに短くて3ヶ月、長い場合だと半年かかってしまう場合があります。[注1]

そのため、長期間のダウンタイムに抵抗があるという方は、この方法で治療を受けるかどうかをよく考えたほうがよさそうです。

炭酸ガスレーザーでは麻酔を使用!時間がかかることもある

炭酸ガスレーザーは削るタイプのレーザーですから、痛みを伴う点がデメリットです。

そのため、炭酸ガスレーザーの場合、麻酔を使ってから施術を行うことになります。小さい母斑なら表面麻酔、少し大きく深いものになれば局所麻酔が必要となるようです。

また、深く削り過ぎると皮膚の形が変形してしまうことがあります。そのため、一回の施術のあとに、少し再生するための時間を取り分け、その後また繰り返すことになるかもしれません。

そうなると完治まで時間がかかってしまうことも、デメリットの一つといえるでしょう。

QスイッチYAGレーザーでは大きな色素沈着が生じることがある

QスイッチYAGレーザーで照射された部分は、軽いやけど状態となり、お肌がデリケートになります。この間に日光に当たると、その刺激によってシミができるかもしれません。

そのため、色素沈着を防ぐためには、紫外線対策を念入りに行う必要があります。

レーザー照射によって一時的に赤みが生じたり、色素沈着状態になったりすることもありますが、それは2~3ヶ月で自然消滅するといわれています。

ただ、個人差はありますが、レーザー治療後に生じた色素沈着が、最初の母斑よりも大きくなることもあるといいます。

もしシミが生じてしまったら、それを除去するためにさらに費用がかかってしまう点は、注意しておきたいところですね。色素沈着の長期化を防ぐため、帽子や日傘、日焼け止めや美白剤などの使用を勧めるクリニックもあるようです。

この記事の参考サイト・文献

 
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